
先に結論をお伝えします
令和8年度の豊島区には、外壁塗装・屋根塗装の工事費そのものに出る区の助成金はありません。区にある住宅修繕・リフォーム資金助成は、区内に事務所がある「豊島区住宅相談連絡会」の会員業者しか使えず、足立区の当社では使えません。
ですので当社は、補助金を前提にした金額の話はしません。補助金が使える区内業者と、当社を相見積りにして、最終的な総額で比べてください。
豊島区の制度① 住宅修繕・リフォーム資金助成(区内業者限定)
豊島区には、住宅の修繕・リフォーム工事の費用を助成する制度があります。ただし利用できる業者と申請できる人が、はっきり限定されています。
| 所管 |
豊島区 住宅・マンション課 マンショングループ(03-3981-1385) |
| 助成額 |
助成対象工事に要した経費(消費税を除く)の30%以内。修繕工事は10万円、リフォーム工事は20万円が限度 |
| 業者の条件 |
区の公式ページの原文:「工事施工業者は、豊島区住宅相談連絡会の会員であり、修繕工事を行う区内に主たる事務所を有する民間業者である必要があります」 |
| 申請できる人 |
豊島区内に引き続き2年以上居住/前年の世帯の月額所得が158,000円(条件により214,000円)以下/対象住宅の所有権を有する方または同居親族 ほか |
| 対象住宅 |
個人住宅。倉庫・車庫・店舗・外構は除く |
| 着工の時期 |
承認書が届いてから工事に着手(助成承認前に着手したものは対象外) |
| 受付 |
先着順。予算の範囲を超えた日をもって受付終了 |
当社は足立区舎人の会社です。豊島区住宅相談連絡会の会員ではないため、この助成は使えません。ここをあいまいにする会社もありますが、契約後に「使えませんでした」となるのがいちばん困ります。先にはっきりお伝えします。
豊島区の制度② エコ住宅普及促進費用助成金(令和8年度)=塗料は対象機器にない
環境政策課の「豊島区エコ住宅普及促進費用助成金」は、省エネ機器を入れた方への助成です。令和8年度の対象機器に、遮熱塗料・高反射率塗料は入っていません。
| 所管 |
豊島区 環境政策課 事業グループ(03-3981-2771) |
| 個人住宅の対象機器 |
住宅用太陽光発電システム/蓄電システム/雨水貯水槽/エネファーム/HEMS/断熱改修窓(機器設置費用の4分の1・上限10万円) |
| 集合住宅の対象機器 |
共用部分の太陽光発電システム/共用部分のLED照明器具(機器設置費用の5分の1・上限20万円)/居住部分の断熱改修窓(1戸ごとに上限10万円) |
| 塗装は? |
対象機器の一覧に「塗料」「塗装」の記載はありません。外壁・屋根の塗り替えは対象外です |
| 申請の時期 |
施工および支払いが完了した後に申請(事後申請)。工事担当業者による代理申請も可 |
| 受付期間 |
令和8年5月25日〜令和9年3月1日(必着)。対象は令和8年2月1日〜令和9年1月31日に施工完了した機器。先着順・予算超過で終了 |
| 予算の状況 |
区の発表では、令和8年7月7日時点の予算に対する交付予定額の割合は23% |
※ 当社は塗装・防水・共用部修繕の会社です。窓の断熱改修は行っていません。窓の助成については豊島区 環境政策課へ直接ご確認ください。
豊島区の制度③ 分譲マンション計画修繕調査費助成(管理組合が使える)
管理組合の方には、知っておいていただきたい制度があります。工事費の助成ではなく、大規模修繕の前に行う「劣化診断調査(建物診断)」の費用への助成です。
| 所管 |
豊島区 住宅・マンション課 マンショングループ(03-3981-1385) |
| 助成額 |
計画修繕調査に要する費用の2分の1の額(20万円限度) |
| 調査対象箇所(区の原文) |
構造:外壁(塗装・タイル)、防水(屋上・ルーフバルコニー・開放廊下・屋外階段)、鉄部塗装、外構/設備:給排水・電気・消防・エレベーター・機械式駐車場 |
| 対象 |
建築後8年以上を経過した分譲マンションの管理組合/管理規約が整備されている/総会で調査の実施を決議している/過去10年以内にこの助成を受けていない |
| 申請の時期 |
計画修繕調査の契約締結前。調査完了は年度内。令和8年度の受付は4月1日から |
| 業者の条件 |
区のページに、調査業者の所在地を区内に限るという記載はありません(詳細は必ず区にご確認ください) |
これは工事の助成ではありません。調査(劣化診断)の費用への助成です。工事費が安くなる制度ではない、という点は誤解のないようにしてください。
契約前に、必ず区の担当課へご確認ください
区外の業者が使えるか、足場を組んだ時点で着工扱いになるか、予算がいま残っているかは、制度によって扱いが違い、年度の途中でも変わります。契約する前に、ご自身で区の担当課へ電話でご確認ください。
問い合わせ先:豊島区 環境政策課 事業グループ 03-3981-2771/豊島区 住宅・マンション課 03-3981-1385
では、豊島区ではどう考えればいいか
補助金が使えないなら、判断の軸は「総額」と「工事の中身」だけです。おすすめは次の進め方です。
1.豊島区住宅相談連絡会の会員業者から見積りを取る(助成が使える可能性がある)。2.当社のような区外の業者からも見積りを取る。3.助成金を引いたあとの「最終的な支払い総額」で比べる。助成が出ても、元の見積りが高ければ、支払う額は増えます。
あわせて、豊島区の外壁塗装の費用相場と見積りの見方もご覧ください。見積書のどこを見れば比べられるかを書いています。
近隣の区との比較(当社が使えるかどうか)
| 区 |
外壁・屋根の塗装に使える区の助成 |
当社(足立区の業者) |
| 豊島区 |
塗装工事そのものに出る区の助成はありません(住宅修繕・リフォーム資金助成は所得制限あり・区内業者限定) |
使えません |
| 板橋区 |
塗装に使える区の助成制度がありません(区の省エネ機器補助は令和2年度で終了) |
使えません |
| 足立区 |
遮熱塗装の補助(補助対象経費の3分の1・上限5万円/戸建てのみ) |
使えます(当社が足立区の事業者) |
| 葛飾区 |
かつしかエコ助成金(遮熱塗装)。要件・金額は区にご確認ください |
区内業者に限るという記載はありません |
| 北区 |
高反射率塗料の助成(区外業者の施工も申請可) |
区内業者に限るという記載はありません |
※ 制度の内容・金額・受付状況は年度の途中でも変わります。最新は各区の公式ページと担当課でご確認ください。
よくあるご質問
Q. 豊島区に外壁塗装の補助金はありますか?
A. 令和8年度の豊島区に、外壁塗装・屋根塗装の工事費そのものに出る助成金はありません。環境政策課のエコ住宅普及促進費用助成金は、太陽光発電・蓄電池・雨水貯水槽・エネファーム・HEMS・断熱改修窓が対象機器で、遮熱塗料や高反射率塗料は対象機器に入っていません。
Q. 住宅修繕・リフォーム資金助成は使えませんか?
A. 豊島区の住宅修繕・リフォーム資金助成は、区の公式ページに「工事施工業者は、豊島区住宅相談連絡会の会員であり、修繕工事を行う区内に主たる事務所を有する民間業者である必要があります」と書かれています。当社は足立区の会社ですので、この助成は使えません。所得の制限もあります。
Q. 窓の断熱改修なら助成が出ますか?
A. 令和8年度のエコ住宅普及促進費用助成金では、断熱改修窓が対象機器に入っており、機器設置費用の4分の1(上限10万円)です。ただし当社は塗装・防水・共用部修繕の会社で、窓の工事は行っていません。詳しくは豊島区 環境政策課へご確認ください。
Q. 「豊島区の補助金が使えます」と言う業者は信用できますか?
A. 豊島区は公式ページで、点検商法について「本来は助成金の使えない事業者であるにもかかわらず、『区から助成金が出る』など嘘の情報を伝えて工事を行う」と注意を呼びかけています。助成金を理由に契約を急がせる会社には、制度名と担当課を聞き、その場で契約せず区にご確認ください。