屋根塗装は安価で出来る雨漏り対策のメンテナンスとして重要な工事です。
そもそも雨漏りは何が原因で起こるのか皆様ご存知ですか?
ここでは雨漏りの原因や対策、そして施工方法をご紹介致します。屋根の雨漏り対策や修理、補修方法には、大きく分けて4種類の施工方法があります。
代表的な4種類の雨漏り施工方法
一.屋根の葺き替え工事
現行の屋根を全てはがして、新しい屋根を張り替える方法
屋根の葺き替え工事は最終手段(リーサル・ウェポン)的な工事と言えるでしょう。屋根自体に防水能力、耐久能力が無くなってからも放置してしまい、 とうとう家の中まで雨漏り被害に遭われ、もはや塗装工事などでは対処出来なくなった場合、葺き替えをオススメしています。
屋根材の下には防水シートを敷いているのですがそれが破れ、野地板に水が浸入してしまうが雨漏りの原因です。
雨漏りが発生していなくても新築時からの目安は25年前後です。
二.屋根のカバー工法
屋根の上から新しい屋根を張る方法
屋根カバー工法は、現状の雨漏れ被害が比較的少なく、長期的にみた時のサイクルコストを比較的安価に抑えたい方にオススメです。
屋根塗装の場合は一般的には10年前後でサイクルがきますが、屋根カバー工法であれば20年以上と長持ち!最終手段的な葺き替え工事よりも下地補修も少なく、屋根を全てはがさないでよいので廃材の処理も少量で済み、屋根の葺き替え工事の中では低価格で高品質な方法の一つとして人気があります。
三.屋根の補修工事
板金修理や漆喰で部分的に補修や修理する方法など
屋根の種類も様々で数多くあります。スレート屋根、トタン屋根、折半屋根などの場合は、傷んでいる部分的な亀裂などの箇所に防水性の高いコーキング剤を打ち込み防水効果を高めます。
また日本瓦などは、漆喰で固めたり、瓦を1枚づつ交換したりして補修します。
現在、雨漏りの被害もなく工事する時期でない方やコスト的に厳しい方は、一部の補修工事だけでもしておき、後々葺き替え工事のような高額な工事になるのを避ける対策としてオススメしております。
四.屋根塗装
今ある屋根を塗装の力で守ります
屋根塗装は、屋根の雨漏り対策の中で最も格安で工事が出来ます。
長い間、風雨にさらされた屋根を高圧力で水洗浄し、専用塗料でコーティングし直せば10年前後の耐久性、最先端の塗料を使用すれば15年前後持つと言われています。外壁塗装の耐久性と同じ10年前後ということもありますので、別時期に施工して2回分の足場代を払うよりはと同時期に工事を依頼するお客様が多いです。
また、遮熱塗料や断熱塗料などの優れた機能性を持った塗料もありますので、費用対効果に優れた雨漏り対策と言えるのではないでしょうか。
雨漏りの原因は屋根だけではなかった!
窓や換気口から始まる雨漏り被害
外壁部分であれば窓や換気口、屋根部分であれば天窓ですね。開口部は雨漏りに対して、対策が難しく弱い性質があります。
建物外部では開口部周りにシーリング剤が施工されているのがわかると思います。壁内部には雨漏り防水対策として防水テープ、防水紙、防水塗料が施工されています。開口部の雨漏り対策では、この防水施工がしっかりされているかが重要になってきます。
外部シーリングの耐久年数は約5年前後です。5年以上経過し劣化が原因で切れたり割れたりして雨水が浸入した場合は、すぐに雨漏りするのでしょうか?
答えはしないです。雨漏り防水対策はさきほど記述したように壁内部にもしてあるからです。万が一、新築の住宅で10年経たずして雨漏りが発生した場合は施工業者の瑕疵(≒不備)なので、あくまで雨漏りに対してですが、直接問い合わせてみて下さい。
外壁塗装やシーリングに対しては、一般的に10年でない保証期間になっていることが多いようです。
ベランダの防水もチェック
現在の住宅のベランダはほとんどがウレタン防水やFRPの施工ですが、オーバーフローした時用に水が外に流れるための穴があるのはご存知でしょうか?
この穴に枯葉や髪の毛などのゴミが溜まってしまい水が流されなくなってしまうと、雨漏り防水加工していない脆弱な箇所に水が染み込み内部の木部を腐らせる原因になりますのでこまめにチェックされるのオススメします。
ベランダにも下地防水というのがされてますので、パッと見た時にヒビ割れがあってもすぐに雨漏りしてしまうというわけではありません。
しかし、虫歯と同じで「わかってはいるけどまだいいやぁ・・・」とそのままにしておくと顔が腫れたり、歯を抜かなきゃいけないなんていう大変な治療になってしまい早めに治療しておけばよかったという事にもなりかねませんので早めの診断が大事なのです。
また新築住宅では当然あるはずのオーバーフローの穴が存在しないケースもありますので必ず排水溝はいつもキレイに掃除していてください。
目に見える雨漏り、目に見えない雨漏り
雨漏り対策には目で見える対策と目に見えない対策があります。
目で見える対策とは外壁、屋根、それをコーティングして守る塗装、シーリング、防水、これらは技術的にも発達しており太陽光いわゆる家の天敵でもある紫外線から家を守っています。
そして目に見えない壁の内部や下地に施工されている、防水テープ、防水紙、防水塗料が家を雨漏りから守っています。一般的な高額工事になってしまう場合というのは、壁内部の防水対策までも効果がなくなってしまい害虫が繁殖してしまう環境になった時です。
専門業者でない限り壁の内部を見る事は出来ません。ですので、目でわかる外部に表れたサインを見逃さないようにしてください。代表的なサインを外壁の塗り替えサインに掲載してますので参考にしチェックしてみられる事をオススメします。
屋根塗装にはタスペーサー
タスペーサーとは、コロニアル屋根やスレート屋根を塗装する際に、設置する小さな道具です。
【毛細管現象】の対策に使用する道具なんです。さて毛細管現象とはどういう現象を指すのでしょうか?毛細管現象とは、結論から言うと屋根の中に水を吸い上げてしまう現象です。何枚も屋根材が重なり合っている屋根をスレート屋根と呼びますが、その重なり合った箇所を塗料でまんべんなく埋めてしまうと、逃げ場を失った湿気や水滴は、防水シートに直接付加を与えてしまい雨漏りの大きな原因になります。ここで活躍するのがタスペーサーで、屋根の重なり合う箇所に差し込み設置するだけで、密封状態を回避し毛細管現象現象を緩和してくれます。屋根塗装3回塗りの場合は、下塗りをした後に設置しております。また、縁切りと呼ばれる作業もこの毛細管現象を和らげるための作業で、タスペーサーを設置せずにカッターや特殊な道具で空気口を作る作業の事を言います。
【タスペーサー豆知識】
一般住宅の場合、タスペーサーは約500個から1,000個程度を設置します。1㎡にあたりに10個設置するのが正しいタスペーサーの設置の仕方だと覚えておくとよいでしょう。そういった場合のタスペーサー設置価格は3万円~5万円程度で設置が可能です。せっかく塗装した塗膜を縁切りで切るのではなく、タスペーサーで屋根の雨漏れ対策をお考えいただくことをオススメします。
屋根塗装の手順・施工の流れをご紹介!
屋根の塗装工事の一般的な工事手順・施工の流れをご紹介します。塗り替え以外にも、鉄部の錆止めや補修工事などもしっかりと施工することで、しっかりとした屋根リフォーム・屋根のメンテナンスの工事となっています。
屋根塗装でも、外壁塗装と同様に下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが外壁塗装ラボの基本的な施工方法です。最近は屋根用の遮熱塗料や断熱塗料も人気が出ていますので、気になることや疑問点などありましたらお気軽にご相談ください。
- 1.足場の設置
- 塗装工事前に足場を設置します。
- 2.高圧洗浄
- 屋根の汚れや苔などを洗浄します。
- 3.ケレン・錆止め
- 屋根の鉄部はケレンやサビ止めを施工します。
- 4.ケレン・錆止め
- 塗装前に錆止めをしっかりと施工します。
- 6.屋根塗装の下塗り
- 屋根塗装の下塗りを施工します。
- 5.タスペーサー
- タスペーサーを施工します。
- 7.屋根塗装の中塗り
- 屋根塗装の中塗りを施工します。
- 8.屋根塗装の上塗り
- 屋根塗装の上塗りを施工して完了です。
屋根塗装で雨漏り対策!
屋根塗装の種類
耐久年数は塗料の種類で変化します。屋根塗装で主流なのが、アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料です。多機能性塗料として遮熱塗料や断熱塗料もありますのでお気軽にご相談下さい。塗料の価格はグレードにより変動しますが、主流タイプですと18万円~30万円が一般的な相場価格です。
屋根塗装 下塗り:ベストシーラー 中塗り&上塗り:サーモアイSI(遮熱塗料) 施工地域:品川区二葉
施工後 |
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施工前 |
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施工内容 |
下塗り |
サーモアイ シーラー |
中塗り&上塗り |
サーモアイSI(遮熱塗料) |
施工地域 |
品川区二葉 |
屋根の大きさ |
70㎡ |
施工価格 |
210,000円(税込) |
施工中 |
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施工中 |
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屋根塗装の手順
高圧洗浄 → 下塗り → タスペーサー → 中塗り → 上塗り
お客様の声
遠くから見ていていつも色褪せていたなぁと思っていたので、ピカピカになって満足です。
屋根塗装 下塗り:ベストシーラー 中塗り&上塗り:サーモアイSI(遮熱塗料) 施工地域:東京都調布市布田
施工後 |
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施工前 |
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施工内容 |
下塗り |
サーモアイ シーラー |
中塗り&上塗り |
サーモアイSI(遮熱塗料) |
施工地域 |
東京都調布市布田 |
屋根の大きさ |
80㎡ |
施工価格 |
240,000円(税込) |
施工中 |
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施工中 |
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屋根塗装の手順
高圧洗浄 → 下塗り → タスペーサー → 中塗り → 上塗り
お客様の声
普段は屋根が見えませんが写真を取って頂いて確認して安心できました。
屋根塗装 下塗り:ベストシーラー 中塗り&上塗り:サーモアイSI(遮熱塗料) 施工地域:東京都足立区舎人
施工後 |
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施工前 |
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施工内容 |
下塗り |
サーモアイ シーラー |
中塗り&上塗り |
サーモアイSI(遮熱塗料) |
施工地域 |
東京都足立区舎人 |
屋根の大きさ |
100㎡ |
施工価格 |
300,000円(税込) |
施工中 |
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施工中 |
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屋根塗装の手順
高圧洗浄 → 下塗り → タスペーサー → 中塗り → 上塗り
お客様の声
外壁塗装だけのつもりでしたが、雨漏り対策の事も考え屋根塗装もしてもらい安心しました。
屋根塗装 下塗り:ベストシーラー 中塗り&上塗り:パラサーモ(遮熱塗料) 施工地域:東京都豊島区千川
施工後 |
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施工前 |
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施工内容 |
下塗り |
サーモアイ シーラー |
中塗り&上塗り |
エポラマイルドプライマーs |
施工地域 |
東京都豊島区千川 |
屋根の大きさ |
65㎡ |
施工価格 |
195,000円(税込) |
施工中 |
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施工中 |
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屋根塗装の手順
高圧洗浄 → 下塗り → タスペーサー → 中塗り → 上塗り
お客様の声
外壁も屋根もとても綺麗になりました。これからの夏の猛暑時に遮熱塗料がどのくらい効果を発揮するか、今から楽しみです。
屋根カバー工法 屋根塗装で対応出来ないケース 施工地域:東京都荒川区
施工後 |
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施工前 |
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施工内容 |
使用材料 |
ガルバニウム鋼板 |
施工地域 |
東京都荒川区 |
屋根の大きさ |
70㎡ |
施工価格 |
700,000円(税込) |
屋根塗装の手順
既存の屋根に前面重ね張り
お客様の声
古くなった屋根だったので塗装では無理、でも全部やり直すお金も…と思っていたら比較的安いカバー工法とても助かりました。
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