
先に結論を書きます
中野区に、外壁塗装・屋根塗装・遮熱塗装に使える区の補助金はありません。省エネ設備の補助はありますが、令和8年4月1日施行の交付要綱の別表で、対象設備は6種類(太陽光・蓄電池・高断熱窓・エネファーム・エコキュート・ハイブリッド給湯器)と決まっており、塗料・塗装は入っていません。
区独自のリフォーム助成もありません。「なかのエコポイント」は令和5年度末で終了、「なかのMIRAIプラン」も令和6年度末で終了しています。
ただし分譲マンションの管理組合には、お金の面で効く制度が1つあります(下の★の箱)。
契約する前に、必ず区の担当課へご確認ください
区外の業者が使えるか、足場を組んだ時点で着工扱いになるか、予算がいま残っているかは、契約前に必ず区の担当課へご確認ください。制度は年度で変わります。このページの内容も、最後は区の公式でご確認ください。
中野区 環境部 環境課 環境・緑化推進係 電話 03-3228-5516
中野区 都市基盤部 住宅課 住宅政策係 電話 03-3228-5564
中野区の省エネ補助金(令和8年度)の中身
区の交付要綱(令和8年4月1日施行)と、区公式ページ(更新日 2026年6月15日)に書かれている内容です。
| 制度名 |
中野区省エネルギー設備等の設置に係る補助金(環境部 環境課 03-3228-5516) |
| 補助対象設備(令和8年4月1日施行の交付要綱・別表) |
①太陽光発電システム ②蓄電システム ③高断熱窓 ④家庭用燃料電池システム ⑤自然冷媒ヒートポンプ給湯機 ⑥電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器 の6種類だけ |
| 塗料・塗装 |
対象設備に入っていません。「遮熱塗装」「高反射率塗料」の項目は要綱の別表にありません |
| 令和8年度の変更点 |
「高断熱ドアは、補助対象設備ではなくなり、ハイブリッド給湯器が新たに補助対象設備となりました」(区公式・更新日 2026年6月15日) |
| 予算 |
91,450,000円(前期・後期の合計)。前期は令和8年5月15日から受付。令和8年6月15日午前11時時点で前期予算額の約47.8% |
| 申請の時期 |
設備の設置後に申請(事後申請)。後期は令和8年11月30日〜令和9年2月28日 |
| 対象になる人 |
区民/管理組合等/地縁団体/法人事業者/個人事業主(ただし対象は上記6設備のみ) |
| 区独自のリフォーム助成 |
ありません。住宅課は「すまいのリフォーム相談」(毎週金曜・無料)を行っています。「なかのエコポイント」は令和5年度末で配布終了、「なかのMIRAIプラン」は令和6年度末で事業終了 |
「塗装が対象外」と言い切れる理由
中野区の補助金は、要綱の別表に載っている設備だけが対象です(要綱第3条・第6条)。その別表に並んでいるのは、太陽光発電システム、蓄電システム、高断熱窓、家庭用燃料電池システム、自然冷媒ヒートポンプ給湯機、電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器の6つです。塗料も塗装も、そこに存在しません。「解釈で対象になるかも」という余地はありません。
★中野区で唯一、お金に効く公的制度(分譲マンション向け)
★中野区で唯一、共用部の工事にお金の面で効く公的制度
中野区のマンション管理計画認定制度(都市基盤部 住宅課・令和5年8月1日開始)です。区の助成金ではありませんが、区が認定するとお金の面で2つ効きます。
① 区公式の原文:「認定を取得したマンションが共用部分の改修時に、住宅金融支援機構の『マンション共用部分リフォーム融資』を利用する場合、一部金利が引き下げられます。」
② 区公式の原文:「一定の要件を満たす認定マンションが令和5年4月1日~令和9年3月31日までの間に長寿命化に資する大規模修繕工事を完了させた場合、工事完了日の翌年の固定資産税が一定額減額されます。」
申請できるのは管理組合の管理者等です。手数料は基本4,100円+加算1,800円。施工業者の所在地の条件は書かれていませんので、当社が施工する場合に不利になる記載は見当たりません。ただし要件・手続き・減額の条件は区と国の制度で決まります。必ず中野区 住宅課(03-3228-5564)と、東京都主税局・住宅金融支援機構でご確認ください。
賃貸1棟のオーナー様・戸建ての方は、この制度の対象になりません。分譲マンションの管理組合向けの制度です。アパート・マンションのページにくわしく書きました。
近隣区との比較
| 区 |
当社(足立区の区外業者)で使えるか |
制度の要点 |
| 中野区 |
塗装に使える区の補助金がありません |
省エネ設備の補助はありますが、対象設備6種に塗料・塗装は入っていません。区独自のリフォーム助成もありません。ただし分譲マンションは「管理計画認定制度」で共用部リフォーム融資の金利引下げ・大規模修繕後の固定資産税減額があります |
| 渋谷区 |
使えません |
住宅簡易改修支援事業は「渋谷区協定事業者」による工事が条件。共用部・店舗は対象外 |
| 足立区 |
使えます(当社が区内事業者) |
遮熱塗装。補助対象経費(税抜)の1/3・上限5万円/戸建てのみ/足場を組んだ時点で着工扱い |
| 葛飾区 |
区内業者に限るという記載はありません |
かつしかエコ助成金。個人住宅は定額、集合住宅は上限100万円。事前協議は着工の4週間前まで |
| 杉並区 |
区内業者に限るという記載はありません |
高日射反射率塗装。屋根・屋上または外壁が対象。足場代・高圧洗浄も対象経費 |
※塗料の日射反射率の基準や対象部位は区ごとに違います。他区の数字をそのまま中野区に当てはめないでください。制度は年度で変わるため、必ず各区の公式でご確認ください。
補助金がない中野区で、損をしない進め方
1. 補助金の話が消えるぶん、見積書だけで比べられます
近隣区の助成は上限5万〜15万円程度のものが多く、業者ごとの総額の差のほうが大きくなることがあります。中野区では「補助金が出るから」という話に振り回されずに済みます。足場、高圧洗浄、下地補修、シーリング、塗料と塗る回数、付帯部。この内訳をそろえて総額で比べてください。くわしくは費用のページに書きました。
2. 「中野区の補助金が使えます」と言われたら
それは誤りです。中野区の環境課(03-3228-5516)に電話1本で確認できます。区は「契約を急がせる事業者に注意し、複数の事業者から見積もりを取るなど、十分に検討されることをお勧めします」と公式に注意喚起しています。
3. 中野区は共用部・大規模修繕の現場が多い区です
当社の中野区の施工事例は、マンションの外装大規模修繕、アパートの鉄骨階段、共用廊下の長尺シート張替え、マンションの外壁塗装と屋上防水、エントランスの鉄骨塗装など、共用部の仕事が中心です。ここは補助金の有無に関係なく、直さないと建物が傷む部位です。
関連ページ
中野区の外壁塗装の費用相場
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管理計画認定で金利と税が変わります。
中野区の共用部修繕
鉄骨階段・長尺シート・鉄部・手すり・屋上防水。
中野区の遮熱塗装
区の補助対象設備に塗料は入っていません。
中野区の屋根塗装・屋根の塗り替え
外壁と同時に足場を組む考え方。
中野区の外壁塗装業者の選び方
「補助金が出ます」と言う会社への3つの質問。
よくある質問
Q. 中野区に外壁塗装の補助金はありますか。
A. ありません。中野区の省エネルギー設備等の設置に係る補助金は、令和8年4月1日施行の交付要綱の別表で、対象設備が「太陽光発電システム/蓄電システム/高断熱窓/家庭用燃料電池システム/自然冷媒ヒートポンプ給湯機/電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器」の6種類と決まっています。塗料・塗装は入っていません。
Q. 遮熱塗装なら対象になりませんか。
A. なりません。要綱の別表に「遮熱塗装」「高反射率塗料」という項目そのものがありません。足立区・葛飾区・杉並区などにはありますが、中野区にはありません。区(環境課 03-3228-5516)に確認できます。
Q. 区独自のリフォーム助成はありますか。
A. ありません。住宅課が行っているのは「すまいのリフォーム相談」(毎週金曜・無料)です。「なかのエコポイント」は令和5年度末で配布終了、「なかのMIRAIプラン」は令和6年度末で事業終了しています。
Q. では、中野区で使える公的な制度は何もないのですか。
A. 分譲マンションの管理組合には「マンション管理計画認定制度」があります。認定を取ると、共用部分の改修時に住宅金融支援機構の「マンション共用部分リフォーム融資」の金利が一部引き下げられ、令和5年4月1日〜令和9年3月31日に長寿命化に資する大規模修繕工事を完了させると、翌年の固定資産税が一定額減額されます。詳しくは中野区 住宅課(03-3228-5564)へ。
Q. 補助金がないと、損をしますか。
A. そうとは限りません。近隣区の助成は上限5万〜15万円程度のものが多く、業者ごとの総額の差はそれより大きくなることがあります。中野区では補助金の話が使えないぶん、見積書の内訳と総額だけで冷静に比べられます。相見積りのうちの1社としてお使いください。