
港区の遮熱塗装は、まず「60%」と「明度L*値60」を覚えてください
遮熱塗装(高反射率塗装)で港区の助成を使うなら、塗料の条件は近赤外域の日射反射率60%以上、かつ明度L*値60以上です。多くの区の「50%以上」とは基準が違います。「遮熱塗料だから大丈夫」で選ぶと、港区では対象外になります。
そして塗る場所は屋上・屋根だけ。外壁に遮熱塗料を塗っても、港区の助成の計算には入りません。
⚠ 契約前に必ず区の担当課へご確認ください
港区の助成制度について、①区外の業者が施工しても対象になるか ②足場を組んだ時点で「着工」扱いになるか ③いま予算が残っているかの3点は、区の運用や年度の途中で変わることがあります。契約前・着工前に必ずご自身で区の担当課にご確認ください。
確認先:港区 環境課 地球環境係 03-3578-2496(当ページの内容は港区公式の令和8年度の公表内容にもとづいて記載していますが、最新・正確な情報は区の公式発表をご確認ください。)
遮熱塗装(高反射率塗装)とは
遮熱塗料は、太陽光のうち熱に変わりやすい近赤外線を反射するようにつくられた塗料です。屋根や屋上の表面温度の上がり方をおさえることを狙います。断熱材のように「熱を通しにくくする」のではなく、そもそも熱を受け止めにくくするという考え方です。
効果の出方は、建物の断熱の状態・屋根の材質・階数・部屋の使い方で変わります。当社では「室温が◯℃下がります」といった数字はお約束しません。現地を見て、期待できることと期待しにくいことを正直にお伝えします。
★ 港区の条件(他区の記事をそのまま読むと間違えます)
| 項目 |
港区の条件 |
| 日射反射率 |
近赤外域で60%以上 |
| 明度 |
L*値60以上 |
| 塗る場所 |
屋上・屋根のみ(外壁・防水・ベランダ・ひさし・立ち上がりは対象外) |
| 証明 |
第三者機関の証明書が必要(塗料メーカー発行のものは不可)。区の対象塗料リストに載っている塗料なら証明書は不要 |
| 助成額 |
「材料費の全額」と「対象面積×2,000円」の低い方(上限:区民30万円/分譲管理組合等・中小企業者100万円) |
| 申請 |
着工前(足場を組む前に済ませるのが安全) |
「反射率50%の遮熱塗料」で見積りが来たら要注意
カタログに「日射反射率50%以上」と書いてある遮熱塗料はたくさんあります。しかし港区の基準は60%以上です。50%の塗料で契約してしまうと、工事は問題なく終わっても助成は下りません。見積書に塗料の商品名と反射率が書かれているか、必ず確認してください。
色が先に決まる、という港区特有の話
明度L*値60以上という条件は、「ある程度明るい色でなければ対象にならない」という意味です。濃いグレー、黒に近い屋根色、こげ茶などは、反射率の数字がよくても明度の条件で外れることがあります。
つまり港区では、「助成を使う」と決めた時点で色の選択肢が絞られます。「濃い色にしたい」「助成は使わなくていい」というご判断もあります。当社は、どちらを選ぶかを決めていただけるように、条件に合う色と合わない色を先にお見せします。
色選びの参考
屋根と外壁の色の組み合わせは、施工事例の写真で見るのがいちばん早いです。外壁の色選びと、下の色チップから実際の施工写真をご覧いただけます。
遮熱塗料の種類(当社の実績にある塗料)
当社が実際に使ってきた遮熱系の塗料には、サーモアイ(屋根用の遮熱塗料)や、断熱・遮熱をうたうガイナなどがあります。それぞれ性質が違い、建物や下地の状態によって向き不向きがあります。
どの塗料が港区の条件(60%・L*値60)に合うかは、色ごとに変わります。同じ商品でも、色によって反射率も明度も違うためです。商品名だけで判断せず、「その色で条件を満たすか」まで確認してから決めてください。
港区・千代田区・杉並区の助成はここが違う(令和8年度)
同じ「遮熱・高反射率塗装の助成」でも、区によって対象になる部位・必要な反射率・戻る金額・申請の順番がまったく違います。他区の記事をそのまま読むと間違えます。
| 区 |
対象になる部位 |
塗料の条件 |
助成額の考え方 |
申請のタイミング |
| 港区 |
屋上・屋根のみ (外壁は対象外) |
近赤外域の日射反射率60%以上かつ明度L*値60以上 |
「材料費の全額」と「対象面積×2,000円」の低い方/上限は区民30万円・分譲管理組合等100万円・中小企業者100万円 |
着工前に申請 |
| 千代田区 |
屋上と壁面 (外壁も対象) |
近赤外線領域の日射反射率50%以上(第三者機関の測定値)+VOCの含有量が少ない塗料 |
税抜の助成対象経費の50%・上限50万円 |
施工前に申請(工事予定日の1〜2か月前に事前相談) |
| 杉並区 |
屋根・屋上・外壁 (カバー工法・重ね葺きは対象外) |
近赤外線領域の日射反射率50%以上の塗料・塗料色 |
税抜の助成対象経費の20%・屋根と外壁の合計で上限15万円/足場設置費・高圧洗浄費も対象経費 |
事後申請(工事と支払いが完了した後) |
| 足立区(当社の所在地) |
遮熱塗装 |
近赤外線領域の日射反射率50%以上 |
補助対象経費(税抜)の1/3・上限5万円/戸建てのみ |
着工前(着工予定日の5開庁日前まで/足場設置も着工扱い) |
上の表は令和8年度の各区の公表内容にもとづくものです。金額・条件・受付期間は年度や予算の状況で変わります。契約前に必ず各区の担当課へご確認ください。
よくあるご質問
Q. 港区で遮熱塗装をすると、外壁も助成の対象になりますか。
A. なりません。港区の高反射率塗料等材料費助成は「屋上・屋根のみが助成対象で、外壁は助成対象外です」と明記されています。外壁に遮熱塗料を塗ること自体は可能ですが、助成の計算には入りません。
Q. 他の区で使える遮熱塗料を、そのまま港区で使えますか。
A. 使えないことがあります。多くの区の基準は近赤外線領域の日射反射率50%以上ですが、港区は近赤外域60%以上、かつ明度L*値60以上です。50%の塗料は港区では対象外になります。塗料を決める前に必ず確認してください。
Q. 明度L*値60以上とは、どういう意味ですか。
A. ざっくり言うと「ある程度明るい色でなければ対象にならない」ということです。濃いグレーや黒に近い色は、反射率が高くても明度の条件で外れることがあります。港区で助成を使うなら、色の選択肢が先に決まると考えてください。
Q. 遮熱塗料を塗ると、どのくらい涼しくなりますか。
A. 建物の断熱の状態、屋根の材質、方角、階数、部屋の使い方で変わるため、当社では「◯℃下がります」といった数字はお約束しません。屋根表面の温度上昇を抑える塗料であることは事実ですが、効果の出方は建物ごとに違います。現地を見たうえで、期待できることと期待しにくいことを正直にお伝えします。
Q. 塗料の証明書はどうすればいいですか。
A. 港区では第三者機関の証明書が必要で、塗料メーカーが発行したものは認められません。ただし、区が公表している対象塗料リストに載っている塗料であれば、証明書の提出は不要とされています。見積りの段階で、リストに載っている塗料かどうかを確認するのが確実です。
Q. 足場を組んでから申請しても間に合いますか。
A. 港区は「工事の着工前に必要書類を提出してください」と定めていますが、足場の設置が着工に含まれるかは公式に明記されていません。安全側に考えて、足場を組む前に申請してください。実際の運用は港区 環境課 地球環境係(03-3578-2496)へご確認ください。
港区で遮熱塗装をお考えの方へ
外壁塗装ラボ(株式会社丸巧)は足立区舎人を拠点に、港区でもビル・マンションの外装改修を行ってきました。港区の60%・明度L*値60という条件に合う塗料と色をお示ししたうえで、屋根・屋上の状態から工事の内容をご提案します。
港区の施工事例から選ぶ
港区で実際に当社が手がけた工事の写真です。「近所でどんな工事をしているのか」を見てから相談していただけます。
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