
世田谷区の遮熱で、補助が出るのは屋根だけです
世田谷区エコ住宅補助金の令和8年度メニューに「屋根の高反射改修(7万円/1棟)」があります。日射反射率(近赤外線)50パーセント以上の塗料を使う屋根塗装が対象です。
一方で外壁塗装は、令和8年度の対象メニューに入っていません。外壁に遮熱塗料を塗っても、区の補助は出ません。
そして屋根の7万円も、「世田谷区内に店舗、営業所などを置く施工業者と契約し、施工すること」が条件です。本社が足立区の当社では使えません。
ここまでが制度の話です。ここから先は、補助が出る/出ないと関係なく、遮熱塗装そのものをどう考えるべきかを書きます。
世田谷区の補助を狙うなら、知っておくべき3つの条件
| 1. 反射率50%以上 |
日射反射率(近赤外線)が50パーセント以上の塗料。カタログ・パンフレットでその数字が確認できるものを使います。※この数字は区によって違います。港区は60%、葛飾区は70%、台東区は40%です。世田谷区は50%です |
| 2. 屋根の全面 |
「屋根又は屋上の施工であり、太陽光発電システム、太陽熱ソーラーシステム及び太陽熱温水器の設置箇所を除く全面の施工であること」。一部だけ塗る形では対象になりません |
| 3. 塗料缶の写真 |
完了時に、使用した塗料のラベル(会社名・品名・色・ロット番号)の文字がはっきり分かる缶の写真が要ります。撮り忘れると証明できません |
葺き替えやカバー工法でも、屋根材の日射反射率が50パーセント以上なら対象になります。塗装に限られていません。
遮熱塗料と断熱塗料は、別のものです
| 遮熱塗料 |
太陽光(とくに近赤外線)を反射して、塗った面が熱くなること自体を抑える。夏の日射に強い。屋根で効き方が分かりやすい。世田谷区の補助の対象はこちら |
| 断熱塗料 |
熱の伝わりを抑える。夏だけでなく冬の室温にも関わる。代表的なものにガイナがある。世田谷区の補助対象は「高反射」なので、断熱塗料であっても反射率50%以上でなければ対象になりません |
ガイナ(断熱塗料)の解説ページもご覧ください。どちらの塗料も「塗ればエアコンが要らなくなる」ものではありません。効き方は屋根の形・屋根材・断熱材の有無・住まい方で変わります。当社は「◯℃下がります」という数字をお約束しません。
世田谷区の家で、遮熱が効きやすいのはどんな屋根か
夏にいちばん温度が上がるのは屋根です。真上から日射を受けるからです。「2階が暑い」「小屋裏がサウナ」というお悩みなら、屋根への遮熱塗装は素直な選択です。
ただし注意点があります。濃い色ほど日射を吸収します。屋根を黒や濃紺にしたいというご希望と、温度を下げたいというご希望は、方向が逆になることがあります。遮熱塗料には濃色でも反射率を確保した製品がありますので、色と温度のどちらを優先するかは現地でご相談させてください。
遮熱塗装で知っておいてほしいこと
・塗膜は汚れると反射率が落ちていきます。施工直後と10年後は同じではありません
・屋根の下地(野地板・ルーフィング)が傷んでいるなら、塗装より先に直す必要があります
・スレート屋根は塗装後の縁切り(タスペーサー等)を省くと、雨水が抜けなくなります
・屋根の状態は上がってみないと分かりません。当社は現地調査で屋根に上がります
屋根そのものの話は世田谷区の屋根塗装のページに、費用の見方は費用のページにまとめています。
契約する前に、必ず区へご確認ください
区外の業者が使えるか、足場を組んだ時点で着工扱いになるか、予算がいま残っているか。この3点は年度の途中でも変わります。当ページの内容は世田谷区の令和8年度の公式情報をもとに2026年7月時点でまとめたものです。契約前にご自身で区の担当課へお確かめください。
世田谷区 気候危機対策課 エコ住宅補助金電話窓口(電話 03-5539-3242)
| 区 |
当社(足立区の区外業者)で使えるか |
制度の要点(令和8年度) |
| 大田区 |
使えません |
住宅リフォーム助成。外壁塗装・屋根塗装とも対象工事だが「区内に主たる事業所(本社)がある区内の中小事業者」限定。区内の支店でも不可 |
| 世田谷区 |
使えません |
エコ住宅補助金。外壁塗装は令和8年度の対象メニューに無い。屋根の高反射改修は7万円だが「区内に店舗・営業所を置く施工業者」との契約が条件 |
| 足立区 |
使えます(当社が区内事業者) |
遮熱塗装。補助対象経費(税抜)の1/3・上限5万円。戸建てのみ。足場を組んだ時点で着工扱い |
| 葛飾区 |
区内業者に限るという記載はありません |
かつしかエコ助成金。日射反射率70%以上。個人住宅は5万円/10万円の定額、集合住宅は上限100万円。事前協議は着工4週間前まで |
| 江戸川区 |
助成金そのものがありません |
住宅リフォーム資金融資あっせん。断熱・遮熱工事なら金利0.9%。着工は融資決定後(申込から約40日) |
よくあるご質問
Q. 世田谷区で遮熱塗装をすると補助金はいくらですか?
A. 世田谷区エコ住宅補助金の「屋根の高反射改修」は1棟あたり7万円の定額です。日射反射率(近赤外線)50パーセント以上の塗料を用い、屋根または屋上の全面(太陽光発電システム等の設置箇所を除く)を施工することが条件です。
Q. 外壁に遮熱塗料を塗ったら補助は出ますか?
A. 出ません。世田谷区エコ住宅補助金の令和8年度の対象メニューは、窓の断熱改修、高断熱ドアの設置、高断熱浴槽、屋根の高反射改修の4つで、外壁塗装は含まれていません。
Q. 外壁塗装ラボに頼んでも、屋根の7万円は使えますか?
A. 使えません。区の手引きの共通条件に「世田谷区内に店舗、営業所などを置く施工業者(個人事業者を含む)と契約し、施工すること」とあります。当社の本社は東京都足立区です。
Q. 必要な日射反射率は何パーセントですか?
A. 世田谷区は近赤外線領域で50パーセント以上です。なおこの数字は区によって違い、港区は60パーセント、葛飾区は70パーセント、台東区は40パーセントです。他区の数字をそのまま当てはめないでください。
Q. 屋根の一部だけ遮熱にしても対象になりますか?
A. なりません。区の手引きに「太陽光発電システム、太陽熱ソーラーシステム及び太陽熱温水器の設置箇所を除く全面の施工であること」と書かれています。
Q. 遮熱塗装で室温は何℃下がりますか?
A. 条件によって変わるため、当社は数字をお約束しません。屋根の形状・屋根材・断熱材の有無・住まい方で効き方が変わります。また塗膜は汚れると反射率が落ちていきます。
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