「外壁に白いものが出てきた」というご相談には、実はまったく別の三つの症状 が混ざっています。足立区でお話をうかがうと、多くの方がこの三つを区別せずにご心配されています。
先に整理します。白い筋やつららのように垂れているなら白華(エフロレッセンス)。手で触ると粉がつくならチョーキング。白い斑点が点々と散っているならカビの一種 です。原因も、急ぐ度合いも、直し方もそれぞれ違います。
三つの「白い」を見分ける
見え方
症状の名前
正体
急ぐ度合い
目地やひびから、白い筋が垂れている
白華(エフロレッセンス)
内部の水がセメント成分を溶かし出し、表面で固まったもの
白い汚れ自体は無害。ただし水の通り道がある証拠
手で触ると白い粉がつく
チョーキング
塗膜の樹脂が分解し、顔料が粉になったもの
塗り替えの時期を知らせる合図
白い斑点が点々と広がる
カビ・藻の一種
湿気の多い面で繁殖した菌類
洗浄で対応できることが多い
タイルやブロックの表面が白くぼやける
白華
同上。タイル目地から出ることが多い
目地の状態を確認する段階
本ページでは、このうち白華 を中心にご説明します。チョーキングについては足立区の外壁のチョーキング に、カビ・藻については足立区の外壁のコケ・カビ にまとめています。
白華は「汚れ」ではなく「水が通った跡」です
白華 ― なぜ白くなるのか 汚れではなく、内側から出てきたものです 1
ひび割れやすき間から 雨水がしみ込みます 2
中の成分が水に溶けて 表面へ運ばれます 3
水が乾くと、成分だけが 白く残ります 海水が乾くと塩が残るのと、同じ理屈です。 白華より「水の通り道がある」ことが要点です。 拭き取っても、道が残れば繰り返します どこから水が入っているかは、 現地調査で確定します。 ご相談 0120-162-716
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白華は、モルタル・コンクリート・タイルの目地など、セメントを使った部分 に出ます。セメントの中には水に溶ける成分が含まれていて、内部に水が入ると、その成分が水に溶けて外へ運ばれます。 表面まで出てきた水が乾くと、溶けていた成分だけが残って白く固まります。これが白華です。
ですので白華は、それ自体が建物を傷めるものではありません。問題は「白いものが出ている」ことではなく、「そこに水が通っている」ことのほうです。 白い筋が出ている場所には、必ず水の入り口と出口があります。
どこに出ているかで、疑う場所が変わります
ひび割れに沿って白い筋 /そのひびから水が入っています。ひびの幅と深さの確認が必要です。
タイルの目地から /目地材の劣化、またはタイルの浮きが考えられます。
ベランダやバルコニーの裏側から /床の防水が切れて、下のコンクリートに水が回っている可能性があります。
基礎の立ち上がりから /地面からの水の吸い上げ、または基礎のひびが考えられます。
擁壁やブロック塀から /構造としては急ぎませんが、鉄筋が入っている場合は内部の錆に注意が必要です。
白華を見つけたときにしないほうがよいこと
そのまま塗料で塗りつぶすことは避けてください。 白華が出ている面は、内部から水と成分が出続けている状態です。上から塗っても、塗膜の裏側から押し上げられて膨れや剥がれの原因 になります。
また、白華そのものを削り落としても、水の入り口を塞がなければ同じ場所にまた出ます。 順番としては、水の入り口を止める、白華を除去する、そのうえで仕上げる、となります。
ご自身で確認できること
白い部分を指でこすってみる。粉状に崩れるなら白華、手のひらに均一に粉がつくならチョーキングの可能性が高いです
雨の翌日に白い部分が濃くなるか見る。濃くなるなら、今も水が入っています
白い筋の上をたどって、ひびや目地の切れが無いか目で追う
同じ壁の裏側(室内側)に、シミや壁紙の浮きが無いか確認する
※ 白華は見た目の印象が強いため、実際より深刻に受け取られがちです。ブロック塀や土間に出ている白華は、急いで工事が必要なものではありません。 住まいの外壁やベランダ下に出ている場合に、水の経路を確認する——という順で十分です。
塗り替えとあわせて考える場合の補助制度
出せる期限は、工事の予定日から逆算します
申請と足場のタイミング 足立区の補助金で一番多い失敗がここです 現地調査
見積り
契約
★ 申請 着工の5開庁日前までに提出
交付決定
▲ 足場を組んだ時点で「着工」扱い この線を越えると、もう申請できません
足場設置 = 着工 ここが工事のスタート地点
工事
完了報告 ・先着順です。予算がなくなり次第、受付終了。 ・対象になり得るかは区の判断です。 ・着工前に必ず足立区へご確認ください。 ※制度内容は年度により変わります
白華の除去や、原因となっているひび・目地の補修そのものは、水を止めるための工事です。一方で足立区には、近赤外線領域における日射反射率が50%以上の遮熱塗料 で屋根や外壁を塗り替える場合の補助制度があり、対象になり得ます 。
白華が出ている壁は、いずれ下地補修と塗り替えをまとめて行う必要が出てきます。 そのときに塗料の選び方次第で制度を使える可能性がありますので、工事を決める前に確認しておく価値があります。
※ 手続きの順番です。
足場をかけた時点で「着工」と判断されます。
申請は着工予定日の5開庁日前まで に必要です。
先着順で、予算に達した時点で終了 します。
対象は戸建てで、区内業者による施工であることなどの条件があります。
対象になるかどうかは最終的に区の判断 です。着工前に必ず区の窓口と最新の要綱でご確認ください。 当社は舎人に足立店があり、区内業者の要件については対応できます。
提案書で確かめたい項目
項目
確認の意図
白華の原因をどこと判断したか書かれているか
原因の記載がなく除去と塗装だけなら、再発の可能性が残ります
ひび割れの補修方法(シールか、Uカットか)
ひびの幅によって適した方法が変わります
白華の除去方法
削り落とすのか、専用の材料で処理するのかで下地の状態が変わります
下塗り材の種類
白華が出ていた面は、密着させるための下塗りの選定が重要です
足場の設置日と補助金申請の前後関係
足場をかけた時点で着工と判断されるためです
よくうかがう質問
Q. 白華は放置すると危険ですか?
A. 白い部分そのものが建物を傷めるわけではありません。ただし白華が出ているということは水が内部を通っているということですので、その経路を確認しておくことをおすすめします。
Q. 白華とチョーキングはどう見分けますか?
A. 白華は筋状やつらら状に垂れて出て、こすると粉状に崩れます。チョーキングは壁全体を手で撫でたときに手のひらへ均一に粉がつきます。
Q. 白華を自分で落としてもいいですか?
A. 手の届く範囲でブラシを使って落とすことはできます。ただし水の入り口を塞がない限り同じ場所に再発します。強くこすると下地を傷めることもあります。
Q. 白華が出ている上から塗装できますか?
A. そのまま塗ることはおすすめしません。内部から水が出続けている状態で塗ると、塗膜が裏から押し上げられて膨れや剥がれの原因になります。水の経路を止めてから仕上げます。
Q. 白華の補修は、足立区の補助金の対象になりますか?
A. 白華の除去や下地補修そのものではなく、日射反射率が一定以上の遮熱塗料を使った屋根や外壁の塗り替えが対象になり得ます。対象の判断は区が行いますので、着工前に区の窓口と最新の要綱でご確認ください。足場をかけた時点で着工と判断され、申請は着工予定日の5開庁日前までです。
ひび割れからの白華については足立区の外壁のひび割れ を、タイル目地から出ている場合は足立区の外壁タイルの補修 を、ベランダ下に出ている場合は足立区の屋上防水・ベランダ防水 をあわせてご覧ください。全体は足立区の外壁塗装おすすめ会社選び にまとめています。