足立区で「軒天に茶色いシミが出てきた」「軒天の板がめくれてきた」というご相談をいただきます。結論から申し上げます。軒天のシミは、軒天そのものが傷んだ結果ではなく、その上から水が回ってきているサインです。 ですので、軒天を塗り直すだけでは同じ場所にまた出ます。
大切なのは水がどこから来ているかを先に切り分けること です。足立区での実際のご相談では、屋根まわり・バルコニーの床・外壁の継ぎ目のいずれかであることがほとんどです。ここを特定しないまま塗装だけ進めると、費用をかけたのに再発します。
軒天のシミは、上から水が来ているサインです
軒天とは、屋根が外壁より外へ出ている部分の裏側、見上げたときに見える天井のような面のことです。ここは雨が直接当たらない場所です。直接雨が当たらない面に水の跡が出るということは、どこか別の場所から入った水が伝ってきている ということになります。
軒天の材料はケイカル板などの板材で、水を含むと膨らみ、乾くと縮みます。これを繰り返すと表面がめくれ、最後は板が垂れ下がったり抜け落ちたりします。シミの段階と、めくれの段階と、垂れの段階では、やるべきことが変わります。
原因を切り分ける ― 屋根か、バルコニーか、外壁か
軒天のシミ ― どこが濡れているか 濡れている位置で、疑う場所が変わります 左の帯は、軒天を下から見たところです 1 軒先の側が濡れている 軒先 外壁 疑う場所:屋根まわり 雨樋のあふれ、屋根材の すき間、谷樋の詰まり 2 バルコニーの真下 軒先 外壁 疑う場所:バルコニー 防水層の傷み、排水口 (ドレン)の詰まり 3 外壁ぎわが線状に濡れる 軒先 外壁 疑う場所:取り合い部 外壁との継ぎ目、屋根と 壁の取り合い、換気口 結露や、内部の配管が原因のこともあります。 位置だけで断定はできません。 この図は、あくまで目安です 原因は、屋根裏や取り合いを実際に見て 現地調査で確定します。 ご相談 0120-162-716
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ご自宅の軒天のどこにシミが出ているかで、疑う場所がおおよそ絞れます。
シミが出ている場所
まず疑う場所
あわせて見るもの
屋根の軒先に近い側
屋根まわり(谷部・板金の継ぎ目・棟)
棟板金の釘の浮き、板金のシーリング切れ
バルコニーの真下
バルコニーの床の防水層
床の表面のひび、排水口まわりの詰まり
外壁との取り合い部分
外壁の継ぎ目・サッシまわり
シーリングの切れ、外壁のひび
1か所ではなく広い範囲
屋根面そのもの、または結露
小屋裏の通気、換気口のふさがり
足立区は敷地に対して建物が大きく、軒の出が浅いお住まいが多い地域です。軒の出が浅いと外壁に雨がかかりやすく、外壁の継ぎ目から入った水が軒天に回るケース も見受けられます。
こんな見え方なら、早めに見てもらってください
次に当てはまるものがあれば、原因の切り分けをおすすめします。
シミの輪郭がはっきりしていて、外側が濃い茶色の輪になっている(水が乾いた跡です)
雨の翌日にシミが濃くなり、晴れが続くと薄くなる(今も水が入っています)
軒天の表面が波打っている、または継ぎ目が浮いている
指で軽く触れると、表面がざらついて粉が落ちる
軒天に黒い点状のカビが広がっている
※ 脚立に乗っての確認はなさらないでください。地面から見上げて分かる範囲で十分です。
※ 反対に、急がなくてよい場合もあります。 色ムラが全体に薄く出ているだけで、輪郭がなく、雨が降っても濃さが変わらない場合は、経年の汚れや退色であることがあります。この場合は次回の塗り替えのタイミングで一緒に整えれば足ります。シミを見つけたら全部雨漏り、という話ではありません。
足立区で軒天をどう直しているか
原因側を止めたうえで、軒天そのものを仕上げます。当社が足立区で行った工事から、軒天を塗り替えている工程の写真を掲載します。※ いずれも塗り替え工程の写真で、シミそのものを写したものではありません。
軒天井の下地処理/軒天井や雨樋などもしっかりと塗り替えます。(東京都足立区保木間 外壁塗装・屋根塗装)
軒天井の中塗り/軒天井の中塗り施工中のようすです。(東京都足立区西新井 外壁塗装・屋根塗装)
軒天井の上塗り/軒天井の上塗り施工中のようすです。(東京都足立区西新井 外壁塗装・屋根塗装)
軒天塗装/軒天を塗装しているようすです。外壁だけでなく、見上げたときに目に入る部分も整えています。(東京都足立区 2階建て住宅の外壁塗装・シーリング工事)
軒天は湿気がこもりやすい面ですので、下地の状態に応じて材料を選びます。板そのものが傷んでいる場合は、塗装ではなく張り替えになります。
遮熱塗装の補助制度と、軒天工事の順番
申請と足場のタイミング 足立区の補助金で一番多い失敗がここです 現地調査
見積り
契約
★ 申請 着工の5開庁日前までに提出
交付決定
▲ 足場を組んだ時点で「着工」扱い この線を越えると、もう申請できません
足場設置 = 着工 ここが工事のスタート地点
工事
完了報告 ・先着順です。予算がなくなり次第、受付終了。 ・対象になり得るかは区の判断です。 ・着工前に必ず足立区へご確認ください。 ※制度内容は年度により変わります
ここは工事の段取りに関わりますので、先に押さえておいてください。
軒天の補修そのものは、原因を止めて仕上げる工事です。一方で足立区には、近赤外線領域における日射反射率が50%以上の遮熱塗料 を使って屋根や外壁を塗り替える場合の補助制度があり、対象になり得ます 。軒天の工事は足場を組んで行いますので、屋根・外壁の塗り替えと同じ足場で進めるかどうかが、制度を使えるかどうかの分かれ目 になります。
※ 順番を間違えると、条件を満たしていても使えなくなります。
足場をかけた時点で「着工」と判断されます。 軒天だけ先に足場を組んでしまうと、そこが着工日になります。
申請は着工予定日の5開庁日前まで に済ませる必要があります。
先着順で、予算に達した時点で終了 します。年度内であれば必ず使えるというものではありません。
対象は戸建てで、区内業者による施工であることなどの条件があります。
対象になるかどうかは最終的に区の判断 です。要件や金額は年度ごとに変わりますので、着工前に必ず区の窓口と最新の要綱でご確認ください。 当社は舎人に足立店があり、区内業者の要件については対応できます。
相見積もりで比べるときの着眼点
他社のお見積りをご覧になるときにも、そのまま使っていただける視点です。
確かめたい内容
その理由
シミの原因をどこだと判断したか、書かれているか
原因の記載がなく軒天塗装だけの見積りは、再発の可能性が残ります
軒天が塗装か、張り替えか
板が水を含んで傷んでいる場合、塗装では仕上がりが持ちません
原因側(屋根・バルコニー・シーリング)の工事が入っているか
止水をせずに仕上げると、同じ場所にまたシミが出ます
軒天に使う塗料の種類
湿気がこもる面のため、適した材料かどうかが変わります
足場の設置日と、補助金申請の日程の前後
足場をかけた時点で着工と判断されるためです
ご質問と回答
Q. 軒天のシミは、塗り直せば消えますか?
A. 表面上は隠れますが、水が入り続けている場合は同じ場所にまた出ます。先に水の入り口を止めることが必要です。
Q. シミが出ていたら、雨漏りしているということですか?
A. 必ずしもそうとは限りません。輪郭のはっきりしたシミが雨のあとに濃くなる場合は水が入っていますが、全体に薄い色ムラだけであれば経年の汚れや退色のことがあります。
Q. 軒天だけを直すことはできますか?
A. できます。ただし原因側を止めないまま軒天だけ仕上げると再発します。原因を切り分けたうえで、必要な範囲をご提案します。
Q. 軒天の工事は、足立区の補助金の対象になりますか?
A. 軒天の補修そのものではなく、日射反射率が一定以上の遮熱塗料を使った屋根や外壁の塗り替えが対象になり得ます。対象の判断は区が行いますので、着工前に区の窓口と最新の要綱でご確認ください。足場をかけた時点で着工と判断され、申請は着工予定日の5開庁日前までです。
Q. 軒天の板が垂れ下がってきています。急いだほうがよいですか?
A. 板が垂れている状態は、下地まで水を含んでいることが多く、落下のおそれもあります。早めに状態を確認されることをおすすめします。
足立区の外壁塗装全体については足立区の外壁塗装おすすめ会社選び をご覧ください。軒天を含む付帯部のメンテナンスは足立区の付帯部の塗装 に、バルコニーの床が原因だった場合は足立区の屋上防水・ベランダ防水 にまとめています。