足立区で外壁のお見積りにうかがった際、「そういえば基礎にもひびがあるのですが」とご相談を受けることがあります。基礎は建物を支えている部分ですので、ご心配になるのは当然です。
先に、正直なところをお伝えします。基礎のひび割れの大半は、コンクリートが乾いて縮むときにできるもので、建物を支える力には影響しません。ただし、ごく一部に、専門の調査が必要なものが混ざっています。その見分け方をご説明します。
※ はじめにお断りしておきます。当社は外壁・屋根の塗装と防水を行う会社です。基礎の構造的な補強や、地盤に関わる工事は専門外ですので、そうした状態と判断した場合は、その旨を正直にお伝えします。このページは、ご自身で状況を整理していただくためのものです。
まず、幅を測ってください
電話で相談する 0120-162-716
基礎のひびは、幅がすべてと言ってよいほど、判断の分かれ目になります。定規でも構いませんし、ひび割れの幅を測るスケールは数百円で手に入ります。
| ひびの幅 |
一般的な呼び方 |
考え方の目安 |
| おおむね0.3ミリ未満 |
ヘアークラック |
乾燥収縮によるものが大半です。経過を見る段階です |
| 0.3ミリ以上 |
構造クラックの可能性 |
内部の鉄筋まで水が届くおそれがあり、確認が必要です |
| 幅が広く、段差やずれがある |
要調査 |
地盤や構造に関わる可能性があり、専門の調査をおすすめします |
| 細くても、内部から白いものが出ている |
白華をともなうひび |
水が通っている証拠です。幅にかかわらず確認が必要です |
※ 0.3ミリという数値は、住宅の点検で広く使われている一般的な目安です。この数値だけで安全・危険が決まるものではなく、ひびの向き・長さ・場所とあわせて判断されます。
ひびの向きでも、意味が変わります
- 縦のひびが等間隔に並んでいる/乾燥収縮によく見られる出方です。多くは経過観察で足ります。
- 斜めのひびが、開口部の角から伸びている/力がかかった向きに出るひびです。長さと幅を記録しておくことをおすすめします。
- 横方向に長く走っている/内部の鉄筋の位置に沿って出ていることがあります。確認をおすすめします。
- ひびを境に、面がずれている/幅にかかわらず、専門の調査を検討してください。
記録の取り方
ひび割れで最も役に立つ情報は、「変化しているかどうか」です。今この瞬間の幅より、半年前と比べて広がったかどうかのほうが、判断の材料になります。
- ひびの両端に、鉛筆で細い線を引いて日付を書いておく
- 定規をひびに当てた状態で写真を撮る(スケール無しの写真は後で比べられません)
- 同じ場所を、半年後・1年後に同じ角度で撮る
- 雨のあとに濡れ方が変わるかも見ておく
この記録があると、業者に相談したときの判断がまったく変わります。「昔からあるが広がっていない」ことが示せれば、不要な工事を避けられます。
外壁塗装のときに、基礎はどう扱われるか
外壁の塗り替えでは、基礎の立ち上がり部分をあわせて仕上げることがあります。ただしこれは見た目を整え、表面から水が入りにくくするための作業であって、構造の補強ではありません。
また、基礎には通気のための隙間や換気口があります。ここを塗料でふさいでしまうと床下に湿気がこもりますので、塗る範囲と塗らない範囲の区別が必要です。お見積りの際は、この点が説明されているかをご確認ください。
※ 訪問営業で「基礎にひびがあるので今すぐ」と言われた場合。ひびがあること自体は事実であることが多いのですが、幅と変化を確認しないまま緊急性を判断することはできません。その場で契約せず、幅を測り、記録を取ってからで間に合います。足立区での訪問営業への対応は足立区の外壁塗装の訪問販売にまとめています。
足立区の制度について
申請の締切は、足場を組む前にあります
足立区には、近赤外線領域における日射反射率が50%以上の遮熱塗料で屋根や外壁を塗り替える場合の補助制度があり、対象になり得ます。ただし基礎の補修そのものは、この制度の対象とは考えにくい内容です。外壁の塗り替えとあわせて工事を行う場合に、塗り替え部分について検討されるものとお考えください。
- 足場をかけた時点で「着工」と判断されます。
- 申請は着工予定日の5開庁日前までに必要です。
- 先着順で、予算に達した時点で終了します。
- 対象は戸建てで、区内業者による施工であることなどの条件があります。
対象になるかどうかは最終的に区の判断です。着工前に必ず区の窓口と最新の要綱でご確認ください。
なお足立区では、建築物の耐震に関する相談の窓口も設けられています。構造面のご不安が大きい場合は、区の担当窓口にお問い合わせいただくのが確実です。
相談前に手元にそろえておきたいもの
| 用意するもの |
役に立つ理由 |
| ひびの幅の数値 |
0.3ミリを境に、話の進み方が変わります |
| 定規を当てた写真 |
後日、広がったかどうかを比べられます |
| いつから気づいていたか |
新しいひびか、以前からのものかで見方が変わります |
| 建てられた年 |
築年数によって、想定される原因が変わります |
| 室内の建具の動き(ドアの閉まり方など) |
建物全体の動きを確認する手がかりになります |
おたずねの多い内容
Q. 基礎のひびは、放置しても大丈夫ですか?
A. 幅がおおむね0.3ミリ未満で、広がっておらず、段差もない場合は、乾燥収縮によるものであることが多く、経過を見る対応が一般的です。幅が広いものや、段差をともなうものは確認をおすすめします。
Q. 外壁塗装のときに、基礎も一緒に塗ってもらえますか?
A. 基礎の立ち上がり部分を仕上げることはできます。ただし見た目を整えるための作業であり、構造の補強ではありません。また床下の換気口をふさがないよう、塗る範囲を分ける必要があります。
Q. ひびが広がっているか、どうすれば分かりますか?
A. ひびの両端に鉛筆で印と日付を入れ、定規を当てた写真を撮っておいてください。半年後に同じ角度で撮って比べると、変化が分かります。
Q. 基礎の補修は、足立区の補助金の対象になりますか?
A. 基礎の補修そのものは対象とは考えにくい内容です。日射反射率が一定以上の遮熱塗料を使った屋根や外壁の塗り替えが対象になり得ます。対象の判断は区が行いますので、着工前に区の窓口と最新の要綱でご確認ください。
Q. 御社で基礎の補強工事もお願いできますか?
A. 当社は外壁・屋根の塗装と防水を行う会社ですので、基礎の構造的な補強や地盤に関わる工事は専門外です。そうした状態と判断した場合は、正直にその旨をお伝えします。
外壁側のひび割れについては足立区の外壁のひび割れに、ひびから白いものが出ている場合は外壁に白いものが出てきた:白華とチョーキングの違いにまとめています。全体の進め方は足立区の外壁塗装おすすめ会社選びをご覧ください。