足立区で「外壁の色が抜けてきた」「建てたときと色が違う」というご相談をいただきます。
結論を先に申し上げます。色あせは、汚れではなく塗膜そのものの劣化です。 洗っても戻りません。そして色あせが見えている時点で、その塗膜は防水の役目をほぼ終えかけています。 見た目の問題に見えて、実は「そろそろ塗り替えの時期です」という合図なのです。
ただし、色あせを見つけたからといって今日明日どうこうなるものではありません。あと何年もつのかを見極めて、計画的に塗り替えれば十分です。
色が抜けるとき、塗膜に何が起きているか
塗料は、色をつける顔料と、それを固めて壁に密着させる樹脂でできています。紫外線が当たり続けると、この樹脂が先に分解されます。 樹脂が痩せると顔料を抱えきれなくなり、顔料が表面に浮いて流れ落ちていきます。これが色あせです。
つまり色あせとは「樹脂が減っている」ことの見た目のあらわれ です。樹脂が減れば防水の性能も落ちます。ですので、色あせのあとには決まって、粉が手につく状態、そのあとにひび割れや剥がれが続きます。
色あせの出かたで、残り時間の目安がわかります
今の見えかた
塗膜の状態
塗り替えの目安
日当たりの強い面だけ、少し薄くなった
表面の樹脂が減り始めた段階
数年のうちに計画すれば間に合います
建物のどの面から見ても色が薄い
塗膜全体の性能が落ちている
1〜2年以内を目安に検討する時期です
色あせに加えて、触ると手に白い粉がつく
樹脂が分解し、顔料がむき出し
早めの塗り替えをおすすめします
色あせとあわせて細かいひびが見える
防水が切れ、下地に水が届き始めている
下地の補修も含めて検討が必要です
色が抜け、部分的に塗膜がめくれている
密着が失われている
範囲を広げた下地処理が前提になります
ご自宅で確かめる方法
道具は要りません。次の3つで、おおよその判断がつきます。
面を比べる /南面・西面と、北面や物置の陰になっている面の色を見比べてください。差が大きいほど紫外線で進んでいます。
手のひらで触る /乾いた日に外壁を手のひらで撫でて、白い粉がつくか確かめます。粉がつけば樹脂の分解が進んでいます。
隠れていた場所を見る /エアコンの配管の裏や雨樋の陰など、日が当たらない部分が元の色です。そこと見比べると、どれだけ抜けたかがはっきりします。
※ 色あせと汚れは別のものです。 洗って落ちるなら汚れ、洗っても色が戻らないなら色あせです。高圧洗浄で落ちる黒ずみやコケは、塗り替えの合図とは限りません。判断に迷う場合は、濡れた雑巾で目立たない場所を軽く拭いてみてください。
足立区の住宅で、色あせが早く出やすい面
色あせ ― 面によって進みかたが違います 南と西が先に褪せ、北は別の症状が出ます 上から見たところ 北 南 西 東 色が濃い面ほど、日射の影響を受けます 面ごとの見かた 南面・西面 日射と熱を最も受け、先に褪せます 東面 南・西より遅れて進みます 北面 褪せは遅く、代わりに苔やカビが出やすい面です 北面だけを見ると、まだきれいに見えます。 面ごとに差が出るので、全面を確認します。 どの面がどこまで進んでいるかは 近くで塗膜の状態を見て判断します。 現地調査で確定します。 ご相談 0120-162-716
電話で相談する 0120-162-716
足立区は建物が密集し、道路に面した一面だけが大きく開けているお住まいが多い地域です。その開けた面に一日中日が当たり、そこだけ先に色が抜ける というご相談をよくいただきます。
また、幹線道路沿いや荒川・中川に近いエリアでは、色あせに排気の汚れや湿気による黒ずみが重なり、実際より傷んで見えることがあります。洗って戻る部分と戻らない部分を分けて見ることが、無駄な工事を避ける近道です。
色あせを見つけたときが、補助金を考えるタイミングです
申請の締切と、先着順のこと
申請と足場のタイミング 足立区の補助金で一番多い失敗がここです 現地調査
見積り
契約
★ 申請 着工の5開庁日前までに提出
交付決定
▲ 足場を組んだ時点で「着工」扱い この線を越えると、もう申請できません
足場設置 = 着工 ここが工事のスタート地点
工事
完了報告 ・先着順です。予算がなくなり次第、受付終了。 ・対象になり得るかは区の判断です。 ・着工前に必ず足立区へご確認ください。 ※制度内容は年度により変わります
ここが、急ぐ理由というより「順番を間違えないでほしい」 という話です。
色あせが出ているということは、次に塗る塗料を選び直せるということです。足立区には、近赤外線領域における日射反射率が50%以上の遮熱塗料 で屋根や外壁を塗り替える場合の補助制度があり、対象になり得ます 。同じ塗り替えなら、塗料の選び方ひとつで制度が使えるかどうかが変わります。
※ 申請には順番があります。
足場をかけた時点で「着工」と判断されます。
申請は着工予定日の5開庁日前まで に済ませる必要があります。
先着順で、予算に達した時点で終了 します。
対象は戸建てで、区内業者による施工であることなどの条件があります。
対象になるかどうかは最終的に区の判断 です。要件は年度ごとに変わりますので、着工前に必ず区の窓口と最新の要綱でご確認ください。 当社は舎人に足立店があり、区内業者の要件については対応できます。
お見積りをもらったら、ここを読んでください
読むところ
何がわかるか
塗料の樹脂の種類(シリコン・フッ素・無機など)
色あせは樹脂の劣化ですので、次に何年もつかがここで決まります
日射反射率の記載があるか
補助制度を使う場合、数値がわかる資料が必要になります
下塗り材が何か
色あせが進んだ壁は塗料を吸い込みます。下塗りの選定で仕上がりが変わります
塗る回数(下塗り・中塗り・上塗り)
回数が省かれていないかを確認します
洗浄で落とす汚れと、塗装で直す劣化の区別
洗えば済む部分まで工事に含まれていないかがわかります
いただくことの多いご質問
Q. 色あせは洗えば落ちますか?
A. 落ちません。汚れであれば洗浄で落ちますが、色あせは塗膜そのものが劣化して顔料が失われた状態ですので、塗り替え以外で元の色には戻りません。
Q. 色あせているだけで、まだ雨漏りはしていません。急ぐ必要はありますか?
A. 色あせだけの段階であれば、すぐに工事が必要とは限りません。ただし色あせは防水性能が落ちてきた合図ですので、数年のうちに塗り替えを計画されることをおすすめします。
Q. 一面だけ色が抜けています。その面だけ塗れますか?
A. 部分的に塗ることはできますが、塗った面だけ色が新しくなり、境目が目立ちます。また足場は建物全体に必要になることが多いため、全面で塗り替えたほうが結果的に無駄が少なくなります。
Q. 色あせしにくい色はありますか?
A. 一般に、濃い赤や濃い青などの鮮やかな色は退色が目立ちやすく、白・グレー・ベージュ系は変化が分かりにくい傾向があります。ただし色そのものより、塗料の樹脂の種類による差のほうが大きく影響します。
Q. 色あせを直す塗り替えは、足立区の補助金の対象になりますか?
A. 日射反射率が一定以上の遮熱塗料を使った屋根や外壁の塗り替えであれば対象になり得ます。対象の判断は区が行いますので、着工前に区の窓口と最新の要綱でご確認ください。足場をかけた時点で着工と判断され、申請は着工予定日の5開庁日前までです。
塗り替えの時期の考え方は足立区の外壁塗装の塗り替え時期 に、塗料の選び方は足立区の外壁塗装の塗料の選び方 に、次に選ぶ色については足立区の外壁塗装の色選び にまとめています。全体の進め方は足立区の外壁塗装おすすめ会社選び をご覧ください。