特殊用途塗料のご紹介
建築には非常に多くの塗装をする場所、面がありますが、その場所が特別な部分であり、要求される性能が特別な場合に使用誰る塗料の事をいいます。ここでは様々な特殊用途塗料についてご紹介します。
(1)トラフィックペイント
トラフィックペインには、道路標示塗料ともいわれ、路面に塗装し、車両、歩行者の交通事故防止に使用される塗料です。最近では駐車場や運動場などの路面などにも使用されるようになっている塗料です。トラフィックペイントには、常温乾燥形とホットメルト形があり、両方とも早く乾かすことが要求されたものです。常温乾燥形は速乾性の合成樹脂ワニスかアクリル樹脂ワニスをビヒクルとして、これに白か黄色顔料を配合して塗料化したものです。ホットメルタイプは、溶剤を含まず、塗料を加温し、溶融状態で流し塗いをし冷却して固める方法です。いずれもガラスビーズを使用し、反射できるようにしうています。
(2)ストリッパブルペイント
ストリッパブルペイントは機械や器具、大理石などの移動中や取り付け中などに傷や汚れを付けな為の一時的に塗装す塗料の事をいいます。この塗料は容易に何回も剥せるものではいけないもので、それらを要求された塗料です。ストリッパブルペイントはビニール系の溶液型塗料が中心で、膜厚も0,1㎜から0.8㎜に塗装します。
(3)タンク内面塗料
ビル、学校などの屋上に設置されている貯水タンク内の内面に塗装される塗料です。水質の変化を生じない塗料であることが要求されます。また定期的な塗り替え工事においても短期間に乾燥し硬化する塗料でなくてはいけません、塗料は一般には反応性を活性した無溶剤形の2液エポキシ樹脂塗料があげられます。この塗料は主剤と硬化剤を混合した後の可使時間が非常に短い物が多く、施工中には十分注意する必要があります。