日本では箸を横に置きますが、それはなぜ?
テレビの番組にて見聞きした情報です。
「へーーーー」と思い感心したので、みなさまにも話したい、と思いコラムにしています。
「箸を横向きに置くのはなぜ?」
中国や韓国も箸を使います。大皿の料理を取り分けたりするのが使い道のようですが、どちらの国もまた近いアジアの国々でも縦に置きます。サキを向う側にむけて!
日本の箸の発祥は?というと聖徳太子が中国より取り入れて広めたとされています。
縦に置いていた箸を、日本が独自に横に置く進化?をとげていっています。
ひとつには、とがったサキを人に向けるのは失礼、という理由もあるようです。
中国や韓国で使っている箸は、日本のそれより太く長く、またサキも丸みをおびたような刃先で日本の箸のようにとがってはいないようです。
今回、聞いた「へーー」という話は、「自然を尊ぶ和食の精神のあらわれ。」だそうです。
料理と横に置いた箸を境にして自分がいます。料理は神聖な物で命を頂くと考えます。
箸のひとつを境として、こちら側をけがれた人間世界、向う側を神聖な自然の世界として、結界の役割をしているとのことです。
「いただきます」の掛け声とともに、結界である箸を使い、結界をといて神聖な食べ物を口にする。
また「ごちそうさま」の言葉と共に、箸を横に置き、あらたに結界を作るそうです。
どうです、なんだか素敵な「へーー」という話ではないですか?