外壁材がサイディングの時の外壁塗装の特徴
サイディング材
この材質は、前出でのべた昭和初期からの日本家屋のモルタル外壁材に代わって昭和の中頃からいまでも外壁材の主流として広くしたしまれている材質です。
セメントに木質成分やケイ酸カルシウムを混合して人工で作られるものを窯業系サイディングといい、またその他にもアルミやスティールなどを被覆したものや、鋼板(ガルバ二ウム)などの金属系サイディングなど様々な開発が進んでいます。
戦後日本人の洋風志向や清潔感などにマッチして急速に発展したようです。
心配しなくてはならない点は、表面の強度がそれほど強くないので粉化する現象が起こったり、表面が劣化して吸水することにより反りが発生したりします。
最初の状態のほとんどは工場にて塗装された状態で現場で縦張り・横張りで施工していきますが、前出の通り、表面の塗装でのコーティング状態が長持ちのカギとなりますので、8~10年ぐらいでの定期的なしっかりとした塗装が必要です。
吸水を防ぐ意味も含めて、中塗り・上塗り材に適合した下塗り材を選定し、塗装をすることをお勧めいたします。
吸水した状態で塗装した場合、色ムラ・変色・付着不良を起こす原因になりますので、塗装前に下地処理や乾燥も大事になります。