外壁塗装をする時、基材が金属系外装材だった時2
亜鉛メッキ鋼板
読んで字のごとく亜鉛メッキを施された鋼板のことです。
自動車や電化製品でよく見ますが、屋根材や水切りなど住宅の外装材にもよく使用されます。
亜鉛メッキ鋼は、亜鉛自体が腐食されつつ鋼材の腐食を防ぐ役割をしつつ、鋼材に電気防食作用を与える働きが有ります。
「トタン」も亜鉛メッキ鋼板のひとつで、鋼板に亜鉛が付着していて表面が空気と接触すると、亜鉛分が徐々に腐蝕され、鋼板の錆の発生を遅らせるしくみになっています。
亜鉛の腐食の速度を考えると、理論的には10年以上の耐食性があると考えられています。
また、亜鉛メッキ鋼板は、外観はシルバー系の色がほとんどで、より長期の耐久性を求めて、塗装されて使われることが多いです。
その時の注意は、本質的に塗膜が付着しにくいので、下地処理をより確実に行わなくてはなりません。