外壁塗装の過程で重要な乾燥・硬化の重要性
建築における塗装工事は、工場で生産される塗料を建築現場などで、被塗装面に塗装し塗膜を形成し、その目的を達成しますが、この液体である塗料を塗装としての固体に変化させる過程を一般に乾燥・硬化といっていますが、その乾燥・硬化には様々な方法があり化学物質ならではのメカニズムが隠されています。ここでは硬化の重要性を理解し、その種類を説明して頂くページです。
乾燥・硬化の過程は建築工事のように現場作業によって行う場合は、塗料作業終了時から、人為的な操作によらず、自然のエネルギーによって進行するもので一般的に自然乾燥というものです。
塗装工事においても最も重要な過程の一つがこの乾燥・硬化であり、この過程をスムーズに進行し正常な塗膜を形成しなければ、いかに優れた品質の塗料を使用したとしても、その性能を発揮する事は出来ません。
特にこの過程は、塗装工事の全体の流れでも、目視を含め管理されていない無人の状態で自然乾燥にゆだねることになり、一般に軽視しがちです。この過程を終了した結果に基づき、その良否を判定するもので、自然環境であり、乾燥・硬化の為のエネルギーとなる温度またはそれを害する湿度などの条件を推定し、乾燥・硬化をコントロールしなければいけません。
また、この乾燥・硬化の種類はその塗料の主成分である展色材である合成樹脂などの種類によってメカニズムは異なり、より複雑化しており、その管理は非常に難しくさせています。それぞれの役割を十分に理解し、塗料の乾燥条件を設定するようにしましょう。
またその種類は、塗料の主成分である展色材の種類によって決定されるます。これらの乾燥・硬化のメカニズムは大きく分けて、基本的に物理的変化と化学的変化のいずれか、または両者の組み合わせにようるものです。物理的変化は主に塗装中の溶剤等の液体状を保っていた成分が蒸発させる現象で塗膜を得るもので、一般にこの現象を乾燥と呼んでおり、化学変化の場合は一般に硬化と呼んでいい、空気中の酸素とか湿気または硬化剤と反応させるなど、酸化重合とか架橋反応などの化学反応で効果塗膜を形成するものです。
このように乾燥・硬化といっても沢山の種類、知識が必要であり、塗膜の形成のメカニズムを良く理解しなければ、外壁塗装や屋根塗装をしても、その塗料の性能は十部に発揮できないので、注意するようにしましょう。