外壁塗装の合間にちょっとブレイクタイム「2・26事件」
みなさんは「2・26事件」をご存知ですか?
昭和11年2月26日未明に起きた、日本での内部クーデターの話ですね!
2・26が2月26日だということや、クーデターだったということは知らずに、語感として覚えている若い人達も多いかと思いますし、今の学生は知らない人も多いのではないでしょうか?
2月26日から2月29日にかけて、日本の陸軍皇道派の影響を受けた青年将校らが、1483名の兵を率いて「昭和維新断行・尊王討奸」を掲げて起こしたクーデター未遂事件です。
未遂事件といっても、当時の岡田首相は一命を取り留めましたが、主要閣僚の何人かは死んでいます。
れっきとしたクーデター事件ですね。
若き青年将校の一部が、政治腐敗と考えた政財界の様々な現象や、その年の前に起こっていた農村の困窮などが、すべて現在の政権にあると考え、天皇陛下の周りでわるさをたくらんでいる「ヤカラ」を排除し天皇政権の実現のためと起こしたクーデターのようです。
後の裏話によると、参加した将校以外の若き兵士たちは、大半が訓練の一部と思っていたり、本当の趣旨を知らなかった人も多かったようです。
天皇は「私が任命した者たちへのこの行為は許されざる反逆だ」と断固否定し銃殺刑の命令も下したようです。
今現在の安全な日本では考えられないクーデターですね。
戒厳令がしかれた当時のことを、いろいろな文献や映画などで見聞きすることが出来ると思います。
日本人同士が殺しあう世の中が、一般的な殺人事件以外で、そんなに昔ではない時代に有ったということを恐ろしく感じました。
平和っていいですね!