外壁塗装の付帯部として破風と鼻隠しとは?
今日から何日間かは、お住まいの住居のいろいろな付帯部の名前を解説します。
まずは、破風と鼻隠しからご説明しましょう。
破風も鼻隠しも屋根から先のおさまりの部分を言いますが、鼻隠しとは、軒先に取り付けられる横板を言い、垂木(屋根板又は屋根下地を支える為に母屋から軒にかけられる材)の先端部を鼻というので、それを隠す為に取り付けられる部材の為「鼻隠し」という。鼻隠板、風返しなどとのいいます。
多くの建物は木製の鼻隠しが多いですが、金属製やプラスチック製もあり、モルタルや漆喰で塗籠めたり、板金などを貼ることもあります。
樋がつく部分が鼻隠し、つかない部分が破風、と覚えている方も多いようです。
破風は、切妻屋根の三角の部分の斜めの板をいいます。
昔からの日本の伝統的な建物において(お城や寺院など)切妻や入母屋などに出来る造形を呼んでいました。
破風の形式には、
「入母屋破風」「千鳥破風」「切妻破風」「比翼千鳥破風」「唐破風」など伝統的なものが有ります。
破風は、建物デザインに合うように、反りやむくりをつけたり、溝や彫刻を施すこともあるようです。