塗装する時の塗り方「ローラー塗り」について
「ローラー塗り」
ローラーとは筒状のロール状態のものに柄がついていて回るもので、素人の方には「コロコロ」を想像して頂くとわかりやすいようです。
物の種類は耐水性のある紙や、合成樹脂の円筒に、羊などの動物の毛であったりポリエルテルなどの合成繊維の毛が巻きついているものです。
サイズとしては、中心部分の紙管の内径で測りレギュラ―タイプがD=38mm、標準がD=23mm、ミドルタイプがD=26mmでフレーム径9mmスモールがD=15mmでフレーム径が6.5mmです。
使い場所としては、毛足の長さにより違いが有り、毛長タイプは粗面に使用、短毛タイプは平滑面、中毛タイプが万能タイプと言われています。
職人さんが言うところの「優れたローラー」とは、表面のうぶ毛が脱毛せず、ネタ含みが良く、塗料のはね返りや気泡の出ない物です。
その他にも用途に合わせた、「スポンジローラー」「パターン用ローラー」「ヘッドカットローラー」などが有ります。
使用方法
刷毛塗りと比べると「腕の差」による仕上がりの差が出にくい特徴が有り、平面部なら刷毛塗りの倍以上の速さで塗ることが可能で作業能率が良いです。
刷毛よりも重量が重いので、効率的に塗料を配りならす感じでローラーを転がしていきます。
切れた毛を落とした上で、ローラーネットの上をころがしながら均一に塗料を含ませ、W形にローラーを運んで配り塗りする感覚です。その後均一にならしてローラーの端部跡がのこらないようにします。