外壁塗装の塗料の塗り方のルール
外壁塗装にはいくつもの塗料の種類がありますが、実際に塗装工事をするときも塗料によっていくつかの決まり事が定められています。塗料のカタログなどを見た時に、ちょっと気になるような塗料の使い方の豆知識をご紹介します。
ちょっと知っているだけでも、塗装工事の時に塗装職人との会話が弾むかもしれません。
塗料の工程ごとの塗り方
まず、外壁塗装には下塗り・中塗り・上塗りという3回塗りの工程が一般的です。その中で下塗りの塗料と中塗り・上塗り塗料の2種類の塗料が使われています。下塗りは外壁材の下地補修や中塗りの塗料との密着性を高める役割があり、中塗りと上塗りの塗料でしっかりと外壁材を守り美観性を高めます。
3回塗料を塗り重ねるという中での、塗装工事のルールをご紹介します。
塗り重ね乾燥時間
外壁塗装では、3回塗料を重ねて塗っていくのが一般的な施工の流れです。1回目の塗料が塗り終わってから何時間以上乾燥させなければいけないという塗料の決まりのことを「塗り重ね乾燥時間」と呼ぶことがあります。
そのため、塗装面積が小さい場合でも下塗り・中塗り・上塗りを1日で終わらせることができないのです。しっかりと塗料が外壁材に浸透した上で、中塗り・上塗りなどの次の工程に移ります。
塗装方法
外壁塗装の方法としては、ローラー塗りや吹き付け塗装が一般的です。はけやローラーで塗装する場合は希釈率が0~10%でも、吹付の場合の希釈率は5~10%など希釈率が違う場合もあります。
どのように塗装するのかによって、塗料の希釈率を変えるなどの決まりも塗装工事では大事なルールです。
他にも、工程ごとの塗り回数や希釈剤には何を使うか(水道水・希釈用シンナーなど)などいくつもの決まりごとの上で塗装工事を施工しています。もし塗装工事をしている現場があったら注意して見てみると、外壁塗装の今まで分からなかったことが見えてくるかもしれません。