地球温暖化対策に外壁塗装塗料「ナノコンポジットW」
ナノコンポジットWという塗料は、水谷ペイントさんが出している外壁塗装用の塗料です。
塗料の原料にとって必要不可欠なものが、樹脂です。その原料を製造する原油精製という工程や焼却によって廃棄する工程で、多料のCO2を発生させます。
このCO2の発生こそが、地球温暖化のもとになっています。
今までの溶剤系の塗料の内容物配分は3分の2が石油系資源(樹脂や溶剤)で3分の1が無機成分(顔料など)で構成されていました。
改良されたエマルジョン塗料は石油系資源は3分の2から3分の1に軽減され、候性的には3分の1が石油系資源、3分の2が無機成分+水になりました。
このナノコンポジットWは石油系資源の樹脂の料を大量に軽減し、石油系資源を6分の1にして残りの6分の5は無機成分1(超微粒子シリカ)+無機成分2(顔料など)+水で構成されています。
3分の2(6分の4)を6分の1に縮小した「地球温暖化対策用塗料」なのです。
ナノコンポジットWの6つの機能
1、超低汚染性:綿密に分散したシリカ粒子が汚れの侵入をブロックし、親水性の塗膜表面が降雨により汚れを洗い流します。
2、難燃性:防火認定材料として認定されています。
3、耐候性:独自のリアルシリコンテクノロジーにより、優れた耐候性を有します。
4、強靭な塗膜:一液常温架橋によるナノテクノロジーのまったく新しい架橋システムです。
5、速乾性:水系塗料ではなかなか出来なかった速乾性(無機成分が均一かつ綿密に分散されている)
6、防カビ、防藻性
ナノコンポジットWは科学技術振興機構と京都工芸繊維大学と水谷ペイントによる産学官共同特許です。
第32回井上春成賞と第57回工業技術賞をダブル受賞しました。