金属の下地処理塗料の知識
金属といえば錆が想像できますが、金属の下地処理は、その錆びを発生しずらくする金属面の保護が目的です。
例外に金属面でも密着性を求める鉄もあり、その目的は単独な物でもありません。
これらの目的に塗装される塗料は大きく分けて2種類あり、一つは錆止め塗料、もう一つはプライマーです。この両者とも金属面に直接塗装し、錆止め効果と密着向上を目的とした塗料です。
ややこしいのが、目的が一緒ではあり、2種類に分けるのにも理由もありますが、応用が利きやすい場面も多くプライマーの代わりに錆止め塗料を併用したりもできるので、塗料の中でも混乱している代表例でもあります。
下地塗料には下地にする不陸、へこみ等の表面状態で平滑に修正するための塗料として、ぱて、サフェーサー等、上塗塗料に適合した塗料があります。
その他、塗料とは異なりますが、各種の金属の密着を向上させるために、主に工場の設備などで金属表面処理方法などが開発されており、これらは、現場施工に直接的に関係ないように思われがちですが、カーテンウォール部材をはじめ、大形鋼材まで施工できるまでに開発されて、建築に大きく関わってきているのです。