自然の影響における塗装の知識
自然に乾燥する自然乾燥形に限らず、塗料から塗膜へ変化させる乾燥・硬化は、熱のエネルギーによるものであり、その程度は温度によって示されます。
自然乾燥形の塗料はいずれの場合も、一般にいわゆる常温によって乾燥・硬化のように品質設計されていますが、その条件には限界があり、また、湿度においても同様で一般に乾燥。
硬化時の湿度の存在は特殊なケースを除いて、マイナスにはたくことが多いいです。
温度は高いほど良好な結果をもたらすと考えられがちですが、限度があり、特に外壁塗装で夏などの直射日光が局部的にあたり、急速乾燥による表面硬化のみの進行により塗膜内部とのアンバランスが塗膜に、ひび割れを生じさせてしまう原因にもなります。
また気象条件おいて適正を失った場合は耐光性や耐久性低下をするので、十分注意し施工管理しましょう。
2液型エポキシ樹脂塗料で施工する時期が冬期とした場合に、一般的には低温時において反応速度が低下するからといって、硬化をは早めるために、指定された基剤と硬化剤の割合の硬化剤の添加量を多くすることで任意に操作をし施工すると、速度が速まるどころか、反応する基剤の量が不足して、未硬化の硬化剤が塗膜内に残り、かえって硬化不良が生じやすくなるので、これらのことは禁止してください。硬化速度を速めたい場合は、冬季用の塗料で冬季用の硬化剤を使用する、また硬化促進剤の添加などの方法で調整しましょう。
この冬季塗料は乾燥しやすくなっている塗料なので、夏場など高温環境での施工には使用しないでください。