外壁塗装の塗料成分の着色顔料
外壁塗装は色のついた様々な機能を持った塗料で塗装しますが、ここでは色の成分である着色顔料について紹介します。
着色顔料は塗装した下地を隠す力を発揮する隠ぺい力を持つものと、求める色に着色する事の出来る着色力を持つものがあり、塗料の基本の色である白色は隠ぺい力の発揮しているのです。これをピンクとかクリームにするために加える赤、黄の顔料が着色力となります。
着色料を有する着色顔料は無機質と有機質とがあり、一般には無機顔料はその色の鮮やかなものは少ないが耐候性に優れています。
有機顔料、一般に鮮やかな色が多く、色の種類も豊富であるが、耐候性の弱いものがあり、色を選択する場合には十分注意する必要があります。
特に外壁塗装の場合は色によっては、短期間で太陽光線で変退色してしまうものもあり、赤、黄の鮮やかな色を選択したくても、多少くすんでる白に近い無機顔料を選択する方がいいでしょう。
白色顔料の代表例は酸化チタンで2種類もあり、ルチル系の場合は外壁塗装などに用いられますが、アナターゼ系はチョーキングしやすいために外壁塗装には向いていません。