塗料の成分や用途の紹介
今や塗料は色を付けるだけではなく、様々な用途によって使い分けがなされれいます。ここでは、塗料の成分や用途を詳しく説明いたします。
先ず塗料は何の成分で出来ているか説明しましょう。塗料は、樹脂、硬化剤、顔料、添加物、溶剤の混合物で出来ています。その中でも溶剤は施工している際に蒸発して放散してしまうので、塗膜の成分には入っていますが、塗膜を作る成分ではありませんので、覚えていてください。
また色を付ける目的の成分の着色顔料を含むものをエナメル塗料といい、含まないものをクリア(透明)塗料といいます。また樹脂、硬化剤、溶剤は展色料といいます。
そして塗料の性能を最も左右するのが硬化剤と樹脂です。使用する対象物によって様々で、密着がほしい場面ではエポキシを選択をしたり、太陽光を照射する場面はアクリル樹脂を選択します。
また他にも乾燥・硬化によって塗料になるもや、溶剤の蒸発のみで塗料になるものを様々な塗料があり、その選択は対象物の耐候性、耐久性の大いに関係してきます。
顔料ですが、色を付ける目的の着色顔料や錆を止める顔料や充填剤として用いる体質型顔料などがあります。顔料は耐久性や色の変化に使われるので非常に重要です。
溶剤は塗りやすいのに用いたり、均一に滑らかな塗膜にするのに用いられたり、泡の消去を助け、乾燥速度の調整にも用いられます。
添加材は、塗料に少量加えるだけで、表面張力、粘土を変化させることができます。ほかにもたれ防止、紫外線吸収材、はじき防止剤など様々な機能に変化させることができます。