外壁塗装などで使われる塗料の始まり
現在は外壁の補修工事なども塗料によって容易にメンテナンスできますね。ここでは、そんな塗料の起源などを詳しく解説していきます。
まず人が色を作って物に塗り初めた地域は、スペイン、フランスのようです。約1万5000年前頃から始まり、当時は、塗料は骨を砕いた黒顔料に獣油や血液に赤鉄鉱、黄色土、マンガ鉱、白亜土などを混ぜて作られていたそうで、現在の塗料とはだいぶかけ離れたイメージを持ちます。
それから約1万年後には、エジプトで有名な壁画などが、カーボンや赤土、黄土、石膏、ラビスラズリを塗料として使った痕跡もあります。
また、日本では漆塗が古くから有名ですが、中国から伝わってきたのか、日本で独自で発展してきたのかは不明なようです。
しかし、遺跡などから見つかっている情報によれば縄文前期5000年から6000年前の遺物が発見されたり、北海道の南茅部町の垣ノ島の遺跡からは約9000年前の遺跡が発見されています。中国では6000年前から7000年前の物が発見されていますが、漆し塗りの遺物は日本の方が、古い物が発見されているようですね。
このように現在の塗料とは、まったくといって使う材料も別物ですが、現在の様に油性やインクなどが使用され始めたのは、ヨーロッパの様です。乾燥油による油絵具がひろまり15世紀半からで、ボイル油を使用し塗料が開発されたのは18世紀頃の様です。