はけの種類
塗装で使用する『はけ』に様々種類があり、使用する用途によって使い分けしています。
ここでは「はけ」の種類や使用用途をご紹介いたします。はけは馬毛、羊毛、山羊毛、豚毛、
ナイロン等天然毛や人工毛を束べて塗料の含みを良くしたものが日本古来の伝統塗装用具で
あります。特に日本は豚毛は少なく、大部分が馬毛、ついで羊毛そして三番目に山羊毛がおおく
活用されています。刷毛の形には色々あります、主に平ばけ、筋かいばけ、ずんどう(寸胴)
ばけに分けられて生産されています。またそれらの使い分けですが、塗料の粘度が高い場合は、
硬毛ではけ足の短い方が使いやすく、粘土の低い塗料の場合には軟毛に分けられている。
束ねられたはけの厚さは、毛の部分が厚いほど塗料の含みがよく、そして一番含みがおおいい
『ずんどうばけ』は、なんと重量113gも用いられています。また上塗りや仕上げのはけは、
ある程度使いならされて、毛先がそろったはけが作業しやすいです。またはけは自分の癖がつ
きやすいので、極力自分専用のはけを調整しながら使いこなすことが望ましいでしょう