身につけよう、応急手当の基本
防災について連日お話ししてきた第3弾です。
防災3
倒れている人を発見したら
1、呼びかけに返事をするか、手足を動かしているかを確認し、意識が有るかどうかを判断。
2、反応がなけらば、周囲の人に119番通報や、AEDを持ってきてもらうように依頼する。
3、大量に出血していればすぐに止血。
4、普段通りの呼吸の有無を10秒以内で確認し、呼吸がなければただちに心臓マッサージを行う。
5、人工呼吸のためにあどを上げて気道を確保し、2回吹き込む
☆胸骨圧迫:心臓マッサージ
平らな硬い床に仰向けに寝かせてから、胸の真ん中をテンポ良く圧迫してください。
1分間で100回が目安。30回押したら人工呼吸を行いましょう・
☆人工呼吸
10秒以上普段通りの呼吸がない時は、人工呼吸を行います。
傷病者のあごを上げて気道を確保したら、吹き込む息が鼻からもれないように鼻をつまみ、息を吹き込みます。
胸骨圧迫30回に対して人工呼吸2回が目安です。
人工呼吸用のマウスピースがあるとなおよいです。
☆圧迫止血
出血している部分に清潔ね布やビニールを当て、手で押さえます。血液の量が多いときは、
両手を使ってしっかり圧迫しましょう。感染症を防ぐため、処置する人もビニールなどで手を覆いましょう。
☆骨折
患部に腫れや変形、強い痛みがあれば骨折が疑われます。血が流れていればまずは止血し、患部を固定。
傷口が開いていない場合は、段ボールや雑誌などを添え木として当てて安静にします。
傷口から骨が見えている場合は、傷口にガーゼなどを重ねてから、包帯などを巻いてその上に添え木を当てます。
☆やけど
すぐに流水で冷やすことが肝心。衣類の上からやけどをした場合は、脱がさずそのまま水をかけます。
できるだけ患部に圧をかけないよう注意しましょう。浴槽や洗面器を使って冷やしても可。
痛みが治まったら、ガーゼなどで患部を包み、毛布で全身を保温します。
☆搬送
1人で搬送しなくてはならない場合は、まず傷病者を後ろから抱き抱えるようにして状態を起こした後
そのまま背後から傷病者の前腕をしっかり持ち、お尻をつりあげるようにして移動させます。
傷病者は椅子に座らせたまま搬送したり、毛布やシーツを担架の代わりに活用するなどの工夫も大事です。